弔問者として
訃報を受けたら
まず心からお悔やみの言葉を述べると同時に、通夜や葬儀の日時と場所・形式などを必ず尋ねます。
まだ決定していないときは、決定次第知らせてもらうようにします。
さらに他の誰かに連絡が必要かを尋ねます。
悲しいながらも忙しい遺族の力になってあげるとよいでしょう。
弔問者として
通夜の弔問も喪服を着るの?
通夜の場合は急な知らせで駆けつけるので地味な平服でかまいません。
勤務先から通夜に直接お伺いする場合は男性はネクタイを黒に変える程度でかまいません。女性は髪型や化粧は派手にならないように注意し、アクセサリーもはずしておきます。
弔問者として
香典の渡し方は?
本来はふくさに包んで持参しふくさをとってから霊前に供えるものですが、最近ではバックに入れて受付で渡すことも増えてきております。いずれにしても、香典の包みが係の人に読める方向に向きを変えてから出します。差し出す前には、住所、氏名または包みの中に金包が入っているかを確認しておきます。
香典返しについて
香典返しはいつまでにしたらいいの?
本来、香典返しは直後お礼の挨拶に伺うのが良いのですが、現在では交際範囲の広がりや時間的な制約もあって、品物に忌明けの挨拶状を添えて送る事で感謝の気持ちを表すことが定着しています。
仏式では四十九日(宗派によっては三十五日)を忌明けとしています。忌明けまでには納骨を済ませ、忌明けの挨拶とともに香典返しすることが多いようです。 神式では三十日祭または五十日祭を忌明けとし、挨拶状とともに香典返しをすることになります。
キリスト教の場合は特に決まりはありませんが、一ヶ月後の召天記念日に納骨をすませ、その旨の挨拶状を添えて、故人を記念する品を贈ることが多いようです。 無宗教では基本的に仏式と同じとなります。
お葬式後、約7週間目に忌明けのあいさつとともに香典返しすることが多いようです。
香典返しについて
香典返しはどのくらい返すの?
香典返しは「半返し」と言われ、頂いた香典の半額程の品を返すものとされてきました。
また、香典には不時の出費の相互扶助の意味もあり、亡くなられた方の立場や関係によって判断されます。
一家のご主人を亡くされたような場合は、半返しにこだわる必要はありません。特に高額のご香典を頂いた場合も同じです。最近では半返しから3分の1返しが一般的になってきております。また、地域によっては「全返し」というところもある様です。
香典返しについて
何を返したらいいの?
昔から一般的に消耗品が多く使われております。代表的なものは、タオル、肌布団、シーツ、毛布、タオルケット及び石鹸、洗剤などです。
食品では、お茶、コーヒー、お砂糖、お菓子、海苔・お茶漬、椎茸などです。
最近では生活意識が変化しておりますので
先方様がカタログからお好みの品をお選びになる「カタログギフト」をお使になられるとよろしいかと思います。